水道料金を左右する1番のポイント逓増制を分かりやすく解説

水道料金のイメージ 水道料金

あなたが一人暮らしで、1カ月10m3(1万リットル)しか水道を使用しないというのなら、水道料金は基本料金だけで済むので計算はとても簡単で、自分の家の水道管の太さの水道基本料金を、各当する自治体で調べるだけである。

その他の方で、このページをご覧の方は、ご自身の水道料金が高すぎるんじゃないか?どこからが水道の使い過ぎで、どこまでが一般的なのか?の判断基準がよく分からない・知りたいという方ではないだろうか?しかし、水道料金の平均を知る前に水道料金のしくみと計算式を知っておいてほしい。なぜなら、

水道料金が高いと感じている方は、人より多くの水道単価を払っている可能性がある。

ここからは、水道料金の分かりにくい部分・逓増制(ていぞうせい・水道使用量が増えるほどに使用単価も増えるしくみ)料金体系を詳しく見ていきたいと思う。水道料金が高いと感じられている方や、関心がある方には、理解していただくことで水道料金の節約にも繋がるので是非一読いただきたい。
基本料金のイメージ

水道料金の決め方

水道基本料金

  • 水道基本料金は自治体ごとに違うこともあり一概には言えませんが、基本水量(1カ月10m3)が含まれています。10m3(10リッポウメートル = 1万リットル)
  • 基本料金は水の使用対価のほか、メーター検針、料金収納などの経費を補うためにあるものなので、水を使用しなくても必要になる金額です。

大阪市は2015年3月10日発表で基本水量10m3(1万リットル)を廃止し10m3(1万リットル)以下にも従量料金を新設しました。このように各自治体は水道料金の改定を行いますので必ず各自治体の今の水道料金を把握することが大切になります。必ず各自治体の水道料金を確認してください。

各自治体・家庭別の水道基本料金については 水道基本料金は家庭別料金と地域別料金の2つで決められるに まとめがありますので、家の水道基本料金は幾らなんだろう?っていう方はご一読ください。

水道使用量(逓増制)に注目

東京23区

  • 水道料金は、水をたくさん使うほど料金単価が高くなる仕組みになっています。生活に必要な水を安価に供給し、また、お客さまに節水を心がけていただくことを目的としているためです。
  • 東京都の水道料金は、口径別に従量料金を定めています。従量料金は、7段階の水量ランクに区分され、それぞれのランクごとに1立方メートル当たりの料金単価が設定されています。

大阪市

  • 大阪市の水道料金は、高度経済成長による水需要の急増に対して合理的な水使用を促し、またご家庭用など少量使用のお客さまの料金負担の高騰を抑えるため、使用水量が多くなるほど料金単価が高くなる逓増制料金体系を採用しています。(昭和40年度~)
  • 逓増制の度合いを示す指標として、水道料金の最高単価が最低単価の何倍となっているかを示す逓増度(=(料金表の1m3あたりの)最高単価÷最低単価)という指標があり、大阪市の逓増度は約3.9となっています。
  • 逓増度が大きいということは、多量使用のお客さまに厚く負担を求める料金体系になっていることを示し、逆に逓増度が小さいということは、幅広いお客さまに薄く負担を求める料金体系になっていることを示します。大阪市では、お客さまの負担の公平性への配慮から、逓増制は料金改定のたびに徐々に緩和しています。

下水道使用料金

下水道使用料は、汚水排出量に基づき計算をします。この汚水排出量は、通常使用した水道水のほとんどが、下水道に流れることと、仮に下水道への排出量を計量するためにメータを設置したとしても、それには莫大な経費がかかるため下水道使用料としてお客さまの負担が増大することから、使用した水道水の量を汚水排出量とみなすことが合理的であり経済的であると考えております。よって、庭に散水した量も含めて水道水をお使いいただいた量をもって汚水排出量とみなし、下水道使用料を計算します。

水道料金の内訳のまとめ

水道基本料金 + 水道使用量 + 下水道使用料 = 請求金額

  1. 水道基本料金は、水道管の太さ(口径)と、自治体によって料金が変わる。
  2. 水道使用量は、使用量によって単価が変わる。
  3. 下水道使用料金は、水道使用量を基に計算される

水道使用量の逓増制(ていぞうせい)について

逓増制(ていぞうせい)という言葉は普段から聞きなれない言葉です。逓増制(ていぞうせい)は、水道を使えば使うほど、水道単価が高くなる料金体系です。つまり水道料金が高いご家庭ほど、水道単価も高くなります。

使用水量1m3当たりの単価
20m3128円
21m3163円

同じ商品ではあるが、多く使えば単価も上がる。

水道使用量別の水道単価

こちらは平成17年1月1日から適応されている東京23区の逓増制(ていぞうせい)の従量料金だ。

呼び径基本料金従量料金
1~5m36~10m311~20m321~30m331~50m351~100m3101~200m3201~1000m31000m3~
13mm860円0円22円128円163円202円213円298円?372円404円
20mm1,170円
25mm1,460円

色のついたところは最初の水道単価がグンと上がるポイント

水道料金と下水道使用料の計算式

例:呼び径20mmで1か月24m3(2万4千リットル)×2カ月使用した場合の料金を計算してみます。

水道明細書の例

【水道料金】
計算式 (基本料金+従量料金)×1.08 (1円未満の端数は、切り捨てます。)
(基本料金 1,170円 + 従量料金2,042円 )×1.08=3,468円

《従量料金内訳》
1?5m3 (単価0円)×5m3= 0円
6?10m3 (単価22円)×(5m3使用)= 110円
11?20m3 (単価128円)×(10m3使用)= 1,280円
21?24m3 (単価163円)× (4m3使用)= 652円
小計  2,042円

【下水道料金】
計算式 料金表に基づき算定した金額×1.08(1円未満の端数は、切り捨てます。)
料金表により算出した金額  2,440円 × 1.08=2,635円

《下水道料金内訳》
0~8m3  560円
9~20m3 (単価110円)×(12m3流した)= 1,320円
21~24m3 (単価140円)×(4m3流した)= 560円
小計  2,440円

水道料金・下水道使用料の合計は (3,468円+2,635円)×2カ月=12,206円となります。

水道料金のまとめ

少しややこしい計算になりましたが、お分かりいただけたでしょうか?各自治体によっては水道基本料金・基本使用水量・水道単価などの違いはありますが、水道料金の計算式各自治体の発表している各料金に当てはめて計算することで、あなたの家庭の水道料金を把握することができるようになります。

逓増制(ていぞうせい)まとめ

逓増制(ていぞうせい)についてはご理解いただけたでしょうか?各自治体は水道使用量が少なければ少ないほど、料金を安く設定しています。節水を心がけていただくことを目的としています。水道料金が高いと気になられている方は一度、水道料金の節約にチャレンジしてみてはどうだろうか?

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